福浦祭り

志賀町の無形民俗文化財となっている猿田彦神社のお祭り。

かっては9月10日〜12日に行われていたが、現在は8月の最終金・土曜日を前夜祭・本祭りとしている。

前夜祭は御座船(神船)選定の儀式が行われた。神船に選ばれると3年間は海難事故がないと言われるとともに、猿田彦神社の神船であることを証明する「神宣」を見せることにより、どこの港に入っても丁重に扱われた事により、遠くからも申し込みが殺到したそうな。

夜7時頃に若い衆が集まり、氏子総代が神籤を三方に乗せ、鉦や太鼓の囃子に合わせ、祭りの唄を歌いながら神社まで行列し、宵祭りの神事が行われる。

 

二日目の本祭り。神輿を担ぐ20名は、かっては長男で3年間無事故のものの中から選ばれた栄誉だったそうな。

朝10時、衣服を脱ぎ水浴で禊を行い、褌一貫となって定紋入りの法被を着用、黄色の脚絆を付けて出陣の祝杯を上げる。

午後1時、神輿担ぎは清めのお祓いを受け、お発ちの舟唄を高らかに歌い上げる。

正月の一夜二日の初夢に木更喜山の楠を舟に造りて今下ろす。白金はしらを押し立てて黄金のせぶらをふくませて、御なわ手なわは琴の糸。綾や錦を帆に持ちて宝の島へ乗り込んで数の宝を積み取りてこなたの土蔵へ納めおく。嬉や

ヤラヤラ オンメレタノ マタノエンヨホイホラヨホンガハア ワーカーエーダー モー ヨーイヨイ エッサラサラサラ コノイヘサカエール ヨーイヨイ ヨホンガ ハーモ ヤハンガハンシ (二拍手) ヤハンガハンモ シゲルエーその後も場面に応じた祭り船唄を歌う。

天狗を先導として神輿渡御が大澗の町並みに沿って行われ、ハシヤ(端谷)の観音様に立ち寄った後、神船に神輿を乗せて、水の澗への海上渡御がなされる。

水の澗に到着後は、オタイヤ(お待屋)に神輿を安置するが、若い衆がエッテコイと称して邪魔をするため、神輿は前後退を繰り返す。エッテコイは金比羅神社、猿田彦神社でも行われ、その間、神輿は招待される家に立ち寄り、神輿かきの祭舟唄と神主による祝詞の奏上が行われる。

本祭の後に、裏祭が行われ、丹和祭りと称して賑やかな仮装行列による宮詣りが行われる。

往時、遊女達が着飾って踊りを奉納した名残と言われている。なんともはや、ほのぼのとした楽しさだ。

 

 振袖は独身時代のもの?

 

 WHO?

      メイド?

       ???

 おじさんも変身

 ぼくもノリノリだい

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