なまこ 海鼠 ナマコ

 

冬に取れるナマコは酒の肴に最高ですね。 

 

志賀町の海で獲りたてのなまこを近所の水澗さんに頂きました。

海水を入れてるので1週間くらいは大丈夫との事。

 

涼しい玄関に置いて寝たのですが、朝、かみさんが「なまこちゃんが死んでる」と大騒ぎ。

確かに内臓を出してぐったりしています。

 

インターネットで調べると、 なまこは、敵に襲われた時、白いネバネバとした糸を吐きかけたり、自分の内臓を吐出たりして、敵の攻撃をかわすそうで、死んではいないようです。

なお、失った内臓は、2〜3ヶ月程で再生されるそうです。

 

なまこに触るとプクーと膨れて硬くなります。

 

風の谷のナウシカに出てきた腐海最大の蟲、王蟲(オーム)はなまこからイメージしたに違いない。

 

気持ち悪いと言いつつも、美味しいものを食べたい一心で、かみさんがさばいてくれました。

 

 

 

なんと言っても美味しいのは酢の物。

さすがに取れたての冬のなまこはコリコリとしてとても美味しい。

 

この他、「焼きなまこ」という料理があるそうな。

なまこの腹からワタを取り、口先を切り落とし、塩水で洗って姿のまま魚焼きの網の上で焼くだけ。身が縮んで回りから水が出るまで4〜5分火にかけると出来上がる。これを3cm位にブツ切りにして、ポン酢醤油で食べる。口当たりはツルツルして何人ともいえない舌ざわりである。知多半島の漁師料理といわれている。 

 

 なまこの内臓は「このわた」、卵巣は「くちこ」という最高の酒のつまみ。

世界の三大珍味はキャビアとトリフ、フォアグラと言われているが、その遥か上を行く珍味だと思う。

 

 

なまこは「海鼠」海のネズミと書く。

夜になると動き回るからだそうな。

 

英語では「Sea Cucumber」海のキュウリ

これは見た目がキュウリのようだからだろう。

 

       なまこの栄養と効用

なまこには、ビタミンB群・Eなどのビタミンや、カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラル成分など豊富な栄養成分がバランス良く含まれています。

 また、身体の体液を生成する作用があり、その働きが朝鮮人参に匹敵するということで、海の人参すなわち「海参」という名前が付いたと伝えられています。

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