5 巌門          

                                          版画 昭和61年度5年生 山本和富

 

 安宅関で肝をつぶした義経一行は、安宅の浜から船出しました。

 ところが、稚児姿になっていた義経の愛人 久我大臣(くがおおい)の姫が舟の中で産気付き、やむなく巌門に船を着けました。

 巌門には大きな広い洞窟があり、一行が潜むのに最適な場所でした。