志賀の大地の形成

 

 

 

46億年前に宇宙に漂う小惑星や隕石

・チリが集まって地球が誕生した。

 

16億年前に形成された日本最古の岩石である

鹿頭片麻岩(西大福寺〜鹿頭の海岸に分布)

 

2億年前位にはアジア大陸の一部だったが、

次第に離れて日本列島が形成されてくる。

立山も白山も海だったから、山の上で

アンモナイトの化石が見つかったりする。

 

3000万年前には海が広がり、大福寺砂岩層と言われる砂を堆積していった。

 

 

 海岸線では貝化石やコケムシの化石を含んだ石灰質砂岩層が堆積された。

 志賀町の天然記念物に指定されている『関野鼻化石層』には貝をはじめ無数のウニ、サメの歯、原生生物である有孔虫類、腕足類、蘇虫類などが多く含まれている。

 

 関野鼻化石層が雨水や地下水によって溶食され、スリバチ穴とかオチコミ穴と呼ばれる大きな漏斗状の穴である『関野鼻ドリーネ群』が形成された。

 典型的な溶食作用を保存している例は貴重であり、石川県天然記念物に指定されている。

 

 このころ火山活動も活発になり、医王山も噴火した。輝石安山岩と呼ばれる火山特有な火山弾や角礫を伴った岩石が累々と積もり、赤住安山岩類と呼ばれる地層を形成した。写真は大島海岸に見られる輝石安山岩(鉄片石)

 

 人類が誕生した200万年前頃は、4回目の氷河期が始まり、陸が広がった。

 火山活動も活発となり、白山も立山も噴火していた。(富士山の噴火はかなり遅く、クロマニヨン人が誕生した数10万年前。)

 能登は半島というよりは、大きな島だった。